久しぶりに主催でコンサートを開催する。ピアニストに乗田晏妙さんをお迎えし、「おもかげ」とタイトルをおくコンサートにした。
このコンサートについてはいくつか記事にしていこうと思うので、いったんお知らせ!
この前ストーリーで気持ち込めて上げたら乗田さんに「SNSが暗い!」(意訳)と大変ありがたいご指摘をいただきましたので、ある程度明るく(?)演奏会をお知らせし、楽しみな気持ちでみなさまに当日を迎えていただけたら嬉しく思う次第。。
このコンサートは、ロベルト・シューマンの作品を中心に取り上げるコンサート。シューマンという作曲家は言わずもがな、西洋音楽史上最も重要な作曲家の一人なのだけれども、サクソフォンのための作品は残念ながら残されていない。シューマンは1810年から1856年までドイツで生きているのだけれども、ベルギーでサクソフォンが生まれ、特許を獲得したのは1846年。この10年間の間では残念ながらサクソフォンとシューマンは出会えなかった。
それでも幸か不幸か、クラシック音楽の世界では他の楽器の楽曲を敬意を持って挑戦する文化があり、まさにそれに乗っからせてもらって演奏をするのがこの企画。
サクソフォンとシューマンだと接点はないけれども、幼少期からピアノに触れてきた自分にとってシューマンという作曲家は大変重要な作曲家で、多くのことを悩みながら音楽の勉強をしてきたあの青春の、得も言われぬあの感情にいつも印象的に触れてきてくれたのがシューマンの作品だったように思う。浪人中は「グランドソナタ」と呼ばれる3番目のピアノソナタに挑戦したり(弾けたとは言わない。難し過ぎる)、今回メインで演奏する2番目のヴァイオリンソナタも高校生の時に知ってからずっと憧れの曲だったように思う。高校生くらいの時だとサックスよりピアノの方がスキルがあった時代なのでヴァイオリンパートじゃなくピアノのパートを練習していた気もする。弾けたとは言わない。笑
それから10年余りが経過し、ついにこの憧れの楽曲を皆様に披露する時がきた。
この2番目のヴァイオリンソナタは本当に美しい曲で、クラシック音楽が表現しうるありとあらゆる感情を余すことなく引き出してくれる超名作だと思う。名録音や名演奏が本当に多いこの作品を、今の自分たちが演奏する価値を引き出せるかどうかはまだ分からないが、それでもこの素晴らしい音楽芸術をぜひ皆様にも触れて欲しいとは強く思う。自分自身にとってもこれはまた大きな経験になるとも思う。
コンサートは来年2025年の2月23日(日)14:00から。西日暮里駅を最寄り駅とする、やなか音楽ホールにて開催します。
皆様に楽しんでいただけるコンサートになるよう誠意準備中ですので、ぜひお誘い合わせの上お越しください!満員御礼!っていう案内をしてみたい、というのが今回の一つの目標でもある。
チケットは出演者に直接お知らせいただければ紙のチケットをお作りします。
オンラインでいいよ、って方はTeketというサイトにて取り扱いをしておりますので、そちらからお求めください。
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