昨日はさいたま市にてプラザノースwith youコンサートだった。
私は馬場春英にお手伝いをお願いし、
Bach = Gounod : Ave Maria
Bach = Schumann : Chaconne
を演奏した。
グノーのアヴェ・マリアに関しては以前はソプラノを使って演奏したが、今回はアルトでお届けした。
そしてバッハのシャコンヌ。なんだかんだ3,4回くらい演奏している気もするが、今回は初めてシューマン加筆版を演奏した。
伴奏版に関して言えば、メンデルスゾーンによる編曲と2つのパターンが有名だが、サクソフォンとの演奏という側面から考えた際に、音数が比較的多いシューマン版の方がサクソフォンの音量感とマッチしやすいだろうと思い、決定した。
無伴奏の楽曲がピアノとのアンサンブルに変化する事によって、流れの部分で助けられる部分も多々あったが、同時に流れの部分で苦しくなっていくところも最初は少し増えた感覚もあった。このあたりは本当に塩梅が難しく、無伴奏作品として演奏をしていくことと伴奏あり作品として演奏していくことの曲作りの過程や演奏法のギャップが印象的だった。
演奏はもちろん困難を極める作品だったが、お客様の反応も暖かく、私としても非常に達成感のある本番だった。終演後も多くのお客様とお話をすることができ、それもまた大きな自分自身への励ましとなった。
ご来場くださった皆様に深く感謝を申し上げたい。
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