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執筆者の写真Yuki Yoshio

新おさらい会#12終演

2023年最後のおさらい会を終了した。

今回は小金井の宮地楽器小ホールをお借りして開催した。

この手の会、自分の普段の忙しさも相まって本当に準備も大変になってきたのだが、自分が全力で演奏する場所、あるいは仲間も頑張っているのだから自分も頑張らなければと思える場所としてちゃんと作り続けたい大切な場所の一つだ。


私はフォーレのチェロとピアノのためのソナタ第1番を演奏した。

チェロのためのレパートリーとしてはそれほど録音の数も多くないこの作品であるが、私はバリトンサクソフォンで演奏するにはこれほど良い楽曲はそうそう無いのでは…と考えている。吹けるかは全く別問題として…。


11月の初旬に私の生徒の前でこのバリトンを披露し、もちろんそれ自体も本当に難しかったのだが、今回は時間をかけて練習した楽曲なので暗譜も含めて挑戦した。


私は今年の頭にYBS-61という、往年のフラッグシップモデルのバリトンサックスをジャンク状態で約150,000円で購入した。オクターブキーは300度くらい曲がるし、サビは出てくるし変な匂いするし、なによりもネックがついてない。なんでやねん。あとケースの皮が剥がれていてそれを油性マジックで黒く塗ってある。草としか言えない。笑


こいつを約5万円かけて修理し、奇跡的になぜかネックを5,000円でお買い上げ出来るレアイベントに遭遇したが、なかなか自分に合うマウスピースも見つけることができず…でもとりあえずあるもので音を出してみよう、という感じでの演奏ではあったが、ひとまず昔では全く考えていなかった、バリトンサックスを使って人前で演奏することが出来たのはすごく大きな経験だったのではないかなと思っている。


いちおうこのブログを読んでしまっている生徒(特に未成年!!!)に向けて書いておくが、ちゃんと楽器は事前にリサーチをバッチリと行い、ちゃんと信頼できる大人と(ご両親はもちろん、部活の顧問の先生や専門の奏者と一緒に)楽器屋さんに行って、自分でもちゃんと試奏して選んで欲しい。私のように安いからという理由で安易にジャンク品を買ってはいけない。本当に。別に中古でも無銘メーカーのものでもいいんだけど、それ相応の扱いの知識や技術は必要だと思う。本当に(プロを名乗る私ですらやっぱり戸惑いや迷いがある、経験不足ゆえに!)


続きはまた書こう。


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