むろん私の楽器ではない。が。すごくない!?
銀メッキ仕上げのSeriesIIだ。初めて見た…し、こんなに美しいのか…ってなった。
TSOの演奏会に際して、その開催に賛同頂きとある方からお貸し出し頂いているのだ。まったく頭が上がらない。し、めちゃくちゃいい音がする。それはこの楽器を吹きこなしている小熊くんのパワーもありけりだけど。
バスパートが2人いるTSOのサウンド、めちゃくちゃよい。パワフルでカッコイイし重厚感もスゴい。
バリトンパートの皆さまもすごい➕バスが強いだからもうTSOの低音サウンドはすごいです。(語彙力)
副団長の山本くんと仲が良い(と吉尾は思っている)のだけれども、彼はTSOの設立の時に、「この団の行く末の一つに、サックス奏者のひとつの居場所として存在し続けられたら」ということを言っていた。
なんとなく聞き流していたような気もするけれども、今の自分の感覚としてそのような一面も感じてはいる。自分は。
居場所の柱ほど依存してしまっては自分として少し弱すぎる感覚もあるけれど、しかし半年から一年に一度くらいは皆で顔を合わせて1つの良い音楽を作る、ということができる場所があるのはとても幸せなことなのではないかな、と思う。(あっ、ちゃんとリハーサルやってますからね、数回。笑(クソリプ対策))
私の持論に、「グループ活動とは奇跡である」というのがある。1回の演奏会はどうにか開催することができても、複数回以上のコンサートが実現することって本当に少ない。
まあ続けることが全てではないかもしれないけれども、多くの人にとってそれでも継続というのは本当に高いハードルになってくるのだ。だからこそいつも継続の凄さというのは様々なものに感じずにはいられない。
TSOだって定期演奏会だけでももう5回目だ。それもすごいし、特別演奏会だってツアーと去年のと合わせて5公演。もちろんまだまだ集客も甘いと思うし(これは個人技というよりも団としてのファンがもっと付いたほうがいいんだけど、まあそれもこれからだと思う)、課題はすごくたくさんあるけれども、続いている、この流れに一緒に乗ることができている、という事実にそもそも私は幸せやありがたみをもっと感じたほうがいい、と最近思っている。
さあ、まあそんなTSO。自分としてはプログラムノートで貢献ちょっとでもできたらと思っていて、今回はなんと全6曲で7,600文字という学士論文ばり()の文字数を伴う楽曲解説を書いてしまった。
まあ、なんというか、読んでいて面白いプログラムノートになっていればいいな…と思いつつ、これがまた名物の一つになったら、その時は本当に団として一つ貢献できたことになるのかな、なんて思っていたりする。ので
ご来場くださる皆様はぜひプログラムノートの感想や批判を遠慮なくアンケートに書いてもらえると嬉しいかな、なんて思っていたりする。
どうしてもコンサートというのは、コミュニケーションのバランスが偏りがちだ。
発信側の言葉がいつも大きくなり、聴衆に回った時には拍手と演奏中の集中力などでしか発信ができない。そんな中でも聴衆側が自らの意見をいかん無く表明できるのはアンケートのスペースなのだ。どんどんアツい意見も、ご指導も書いてもらえたらと思う。本当に。
と、まあ今回も急ハンドル切りまくりの記事となってしまったがよろしければぜひ。
TSO第5回演奏会。1月19日。19時。渋谷!
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