マーティン・エレビーというイギリスの作曲家が、サクソフォンと吹奏楽のために協奏曲を書いている。須川展也氏の委嘱(献呈?詳細調べよ)で書かれた本楽曲、協奏曲の形態を持ちながらも聴いていて楽しく、かといって下品になり過ぎない節度もあり、イギリス特有のGentleな味がよく出た良作品と思っている。好き。
来月ピアノリダクション版を演奏したいと考えており、各作業の合間で様々な方の演奏を聴いてみている。(って調べてたら山口創士くんという友達が吹奏楽バックに演奏してた!すげー!)
この曲、録音版と出版版で楽譜が多少改訂されており、その内容の違いはYouTubeで多少聴き比べを行えば気づける内容も多かった。
ピアノリダクションへのデフォルメも丁寧にされている印象で(これは本当に大事)、音出しが楽しみだ。
あえてジャンル分けするならば、ガーシュウィン作品などに代表されるシンフォニック・ジャズの様なものだろうか。独奏サクソフォンに求められる語彙はクラシカルな所からある種大胆なポップアプローチも求められる。純粋なテクニックではない難しさ…というか、美観やセンスを深く問われる作品だと思う、良い意味で楽しんで聴いていただけるよう準備したい。
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