ミュールが編纂したエチュードは数多存在していて、私もその大半は練習を終えたが、それでもまだ終わっていないものもある。
それらのエチュードの大半は、他の楽器のために他の作曲家が作曲した楽曲になっていて、それをミュールが音域的に無理のないもの(フラジオや最低音以下を含まないもの)を抜粋して作り上げて行ったのだろうと推測している。推測だ。
雲井雅人先生のFB投稿を見て、「そうだったのか!」となったよは、ラクールの50のエチュードもサミのエチュードが21曲含まれている、ということだった。実質半分くらいはサミのエチュードということだ。
そう考えてみると、意外にサクソフォンのための純粋なエチュードというものは意外に少ない気がした。
マシス、ロバ、ケックラン、ラクール(MTL,ブリランテ)、プラティ、ガロワ=モンブラン…レベルごと、編成ごとに色々ある様な気はしたが、選択肢としては少ない。
意外にサクソフォンのメソッドってまだまだ画一的で確立されきっていないよな、と思うレッスンする側にならないとそんなのなかなか気づかなかったが、全員がほぼ同じやりかたしかやってないのだとしたら、思いの外サクソフォンの技術の伸び方や奏者の種類なんて確かに増えていかないよな、と。
こういう部分の研究も進めてみたいなと思う。
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