今年の頭にヤフオクで落としたバリトンサックスの演奏準備が急遽完了した。
ジャンク品として購入したので大して期待もしていない楽器では正直あるし、購入時はなんとネックなし。ということでネックを探すのにも苦労…と思ったらなんと。リペアをお願いしていた場所に一本だけなぜか全く同じ型番のものが置いてあるという奇跡…なんということでしょう。まさに。笑
YBS-61という楽器で、ヤマハの旧フラッグシップモデルだ。
C5キーもないし、部品を一つ一つ見てみると作り方がまだ洗練されていないようにも見える(今の楽器のシステムの凄さを実感した)ゆえ、丁寧に息を入れて良いバリトンサックスライフを送っていきたいと思う。
ということで、カルテットでバリトンやったり吹奏楽やオケでバリトンサックス吹けるようになりました。仕掛け類とかちょっとまだ研究してないけど…
ひとまず学生時代は室内楽アンサンブルとしてのバリトンっていうのは結構やっていて、他の楽器と合わせたり、という経験はありつつも、サクソフォンのカルテットや吹奏楽でバリトン…みたいな経験は比較的薄かったかもしれない。
すぐに出来るものでもないから難しいところだが、これにてやっと、ひとまずは楽器4種類揃いました、、ということで。。
でも今日バリトンしばらく吹いていて思ったことが2つある。
1つ目にはもちろん楽器として全く違う感覚を得たので、それ自体を丁寧に練習したいと思った、ということだ。指はもちろんすぐについてくるが、それでも音色や音程、発音といった基礎的な技術に関しては全く安定しておらず、こういった部分に関してはすぐにでも安定させていきたいと思った。
もう一つは、特に考えずに安直に、「少し昔の楽器」で、「ヤマハ」を選んだことは現段階で、自分自身の楽器を演奏する技術や経験の面で興味深いものが得られそうな予感がした、ということだ。
私はソプラノとテナーにおいてはSelmerのシリーズ3、アルトはシリーズ2を利用している。
シリーズ2から吹いていた身として、シリーズ3が持っている独自の音程感や音色感の部分で練習が必要だった思い出は確かにあるが、それでもメーカーとしての思想は一貫しているものもあるので、それほど苦労なく順応できた気はしている。
しかしヤマハ楽器はその仕組みから思想から根本的に違う。そういった面の部分を楽器を吹いていてひしひしと感じていて、そこの部分と自分自身の価値観が、今後練習を重ねていく中でどのように変わっていくのか楽しみな部分なのだ。
ケース等も用意していないので、しばらく運用も若干大変そうだが、チャンスを積極的に探して行って吹いていきたい。
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