ブログにいつも「TSOリハ」としかタイトルを書かないの、ふつうに良くないなと思った。笑
自分でも後で読み返すことが万が一あった際に一切わからないし、読者の方々にも全くわからない、という。当然なんだけれども結構こういうこと忘れてしまうんだよなあ。
今日の写真。
今日は練習会場がめちゃくちゃ狭かった。狭かったというか明らかに想定した人数より多く部屋に入ってたな。せいぜい15名くらいでもいっぱいなところに約40名のアラサーの男。異様な光景である。
全員忙しい中で参加していることもあり、ある程度はやむを得ないが前回は出席率が芳しくなく、さらに1回目ということもありバランス、合奏ともに難しさを感じざるを得なかった合奏だったが、本日の練習は出席率も高く、非常に充実したサウンドでの合奏になったと思う。
TSOの合奏は難しい。私はずっとTSOにおけるテナーサクソフォンは「職人」だと思っていて、決して人の耳に届くことは無いけれども、でも合奏のクオリティを大きく左右するパートだ、という役割感を感じることが多い。まあ40人くらいで吹くのでそこまで緊張しすぎる必要もない、とは思いつつ、しかし今回はソロパートも以前に比べ多く頂いているので、職人気質なだけでなく、ソリスティックな音色取り、歌い込みに関してもよく考えながら準備していきたいと考えている。
去年の夏からT35というマウスピースに変えて、音色の開き方に特徴があり、合奏の中で良く鳴りつつも他のTuttiパートや楽器と混ざる性質という所はひとまずセーフの範囲まできているのかな、と思うのだが、ソロ吹きメロディ吹きっていうところにくると途端に扱いが難しくなる、というところに少し悩みが残ってしまっている。
リードの選び方…というところもあると思うので、もう少し準備検討を重ねて臨もうと思っている。来週いい演奏になるといいなあ。
昨日、調子が良いという話のブログを書いたが、これ、悲しいかなある程度自分のメンタルの具合というのも関係してくるのだろうな、とも思った。
野球のレジェンド、イチローは言う。
「自己肯定感っていう考え方は自分にはとても抵抗がある。否定されないことに慣れてしまって、否定してくれる人間もいなくなって、それでなんの成長ができるのだろうか」みたいなことを言っていた。その通りだと思う。
私はこの自己肯定感というところを2年ほど前に大きく考え直していた。
それは今ある自分のことをしっかりと認めた上で、自分を自分でしっかりと応援できるように…というニュアンスだったのだが、いつのまにか少し履き違えていたような気もしているのだ。明らかに努力が足りない期間だったのではないかな、と思うのだ。
もちろんまだ社会に出て5年も経っていないくらいの経験年数では、人生全体を俯瞰した評価を客観的にすることはまず不可能だし、考えても無駄な部分ではあるとも思う。
しかしそれを差し引いても、主観的に今日の自分がちゃんと努力できていたのか、あるいはここ最近の自分がしっかりと目標に向けて動いているのか、というのを評価するのはそれほど難しくないことだと思うのだ。
私だって全く人間として成っていないのでそんなことが毎日上手くできているはずも無いのだが、それでも。やっぱりその辺りのことはよく考えないといけないし、自信を持って動いてみることの大切さ自体はこの2年間で知ることはできたとは思うんだよな、だから考え方を少し戻してみようかなとも思い始めている。
自信のない自分と自分が付き合うのはめちゃくちゃ大変だ。自分自身でケアすることも難しいし、モチベーションが下がった時にはもう最悪なのも経験済みである。
でもそういうのを上手く乗り越えられるから大人の人間なんだよな、とも思う。生きてるうちに上手に乗り越えていける人間になりたいな、と思う。
めちゃくちゃ話が逸れてしまった。
TSO。私のフリーの活動開始とともに発足した団体なので今年の9月で5周年になるのかな、演奏会も何度も行って、TSOとしてのサウンド、サクソフォンオーケストラとしてのサウンドが少しずつ出来てきたように思う。周りのみなさまも素晴らしい方ばかりだ。
まあ、同時に同業者ばかりという、ある種変に矛盾した場所でもあるので、私としてはほどよい情熱も持ちつつ、しっかり自分の活動に還元できるような経験値をたくさん貯めてきたいな、とも改めて思う。
演奏会は来週。
このHPからなら、チャットでもメールでも、吉尾に「TSOのチケットください!」だけでも連絡入れてくれれば喜んでチケット取り置きしますので、よろしければ是非。
プログラムノート今回も書きました。なんと7,600文字にも渡り、プログラム3ページ分超くらい頂いてしまいました。草。それも楽しみに来てもらえたらと思います。ぜひぜひ。
Comments