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柴又宵フェスタ終演


柴又宵フェスタでの2日間・4公演の演奏が終演した。

ご来場くださった皆様に感謝申し上げたい。


今回はピアニストの大竹さんを迎えいれ、サクソフォンと電子ピアノのデュオで演奏をお届けした。彼ほどにさまざまな音色を取り扱ってくれるピアニストに電子ピアノでの演奏をお願いすること自体が、たいへん申し訳ないことだったのだが、それでも少しでもお客様に楽しんでいただく可能性や現実的な部分を考えると、やはりお願いしたほうが良いだろうと思い声をかけることにした。


今回のクラシックプログラムは以下の通り。

ブルッフ:ロマンス

シューマン:トロイメライ

J.ウィリアムズ:エスカペイズ

ピエルネ:カンツォネッタ


特にブルッフのロマンスは初出しの楽曲で、それはもう簡単にいかない楽曲ではあったが、自分たちの中では一つ納得をしながら仕上げることが出来たようにも思う。

シューマンのトロイメライも半年ぶりの披露だったが、この曲も美しさと共に自分自身を全て見つめ返さなければいけないような緊張感に溢れた楽曲だったと思う。


山本亭という場所は初めてお伺いした場所だったが、元々は個人の邸宅だったものを葛飾区が力を入れて管理している場所だそうだ。伝統的な日本家屋の内装の佇まいはもちろん、建物奥まで進んだところから見える庭園は、えもいわれぬ美しさがあり言葉を失う想いであった。


今回の柴又宵フェスタでは行政や法人の皆様が当日までに多くの準備のために奔走し、そして当日はあいにくの天気ながらも情緒と活気あふれるお祭りとなっていたと思う。

私たちの演奏が、その活気あるお祭りの一部分として、少しでも華を添えられているものとして存在していたらいいなと切に願う本番だった。オーガナイザーのNPO法人やたがらすの皆様、窓口となって親身に対応いただいた吉村さまにも深く感謝申し上げたい。


こんな個人のブログに書くこともおこがましいが、この本番では私の演奏の後に篠笛奏者の狩野嘉宏さんが出演されていた。初めてお会いし、お話しさせていただいたが、演奏家としての目指すべき演奏・佇まい・人格の一つの完成形を体現したような方だったと思う。

もちろん自分も演奏家を名乗り、自信と感謝を持って演奏の場に臨んでいるが、一音を一生磨き続けた境地への具体的・現実的な憧れってあんまり見えてなかったような気がしていたのだ。

その一つの形をハッキリとした現実で見ることが出来た、ということは、自分にとってとんでもなく大きな財産になったように思う。いい経験をさせていただいた、もっとお話ししたかった…。

なんだかんだ自分自身がまだまだ必死に演奏をしている、ということ、そして自分自身の演奏表現に対するネガティブな欲のようなものを改めて自覚し、気を引き締めて音楽表現・活動に臨んでいかなければならないと素直に思い直すことが出来た。自分もいつまで楽器を演奏して仕事をしていくことが出来るのかわからないが、なりたい一つの形が実際に現実になりうるということがよくわかった。自分自身の人間としての力をしっかりと整え、また一つずつ磨いていきたいと思う。



 
 
 

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